Day 11 怒ってるの?

病院での排尿は卒業しました。

なんとかマスター出来たのと、どうやら葵は自らの意思で排尿しているんじゃないかと思うのです。

病院の行き帰りのバギーの中でオムツが濡れていたとか、あっ、排尿しなくちゃ、と思ったときにしているとか。

声を発する事が出来ないので、要求がなくなったのですが、目を開けている時間が長くなりました。

絶対寝る!としっかり目を閉じて寝る時間もあるので、意思があるんだと思います。

その目を開けている時間にずっとにらまれているような気がして、ハンドタオルを目に置いてみたところ、ふごふごしながら外しました。

前脚も使えないので、顔と鼻息で動かしたのだと思います。

すごいじゃない!

体位交換して食事、投薬と、いろいろやる事があります。

ほぼ1時間おきに体位交換して、その間にマッサージをしたり、家事をしたり。

完全に拘束されていて、ちょっと疲れも出てきました。

そんなときに、

「犬にそこまで」

みたいな言葉を聞くとがっかりします。

そういうのは体力、気力を失うので外との接触も控えてしまいます。

そんなとき、同じように葵の回復を信じている家族、友人の励ましは本当に心強く、ありがたいです。

そんな私たちの願いが通じたのか、夜痙攣とは違って、走っている夢を見ているのか、前脚がよく動いていました。

痙攣とは違う、寝ぴくも。

生命力というものを感じました。